建物の良し悪しは建築物より地盤に左右されます。いくら素晴らしい建物でも地盤が弱ければ将来に不動沈下等を起こし建て替えが必要になります。
私の家は超高層 Ǎ 棟(地上163m)の中心部よりざっと30m以内の距離が ありますが約12年前に建築しました。その際スーウェデン式サウンデイング 試験法ですが敷地内5か所で地盤調査されました。ビルと住宅では地盤の調査 方法が若干違いますが N 値は換算できます。
結論から言いますと 深さ9mまでは 最悪の粘土層です。 軟弱地盤で地盤沈下や地震時に液状化のしやすい地盤であります。悪く言えば {お豆腐}のような状況でしょうか?
9m を超えますと礫質土が見られま すが10mまでしか計測していませんので、それ以降はわかりません。 深さ10mでも N 値は20未満です。
超高層の場合 N 値は60以上必要と 聞きます。地下杭は最高でも15mから20m が強度の限界と聞きます。
そのうち9m が粘土のお豆腐状態で 残りの最大10m で巨大地震の時に地上 163m の重量建物を支えることが可能なんでしょうか?
超高層の中心まで約30mまで離れていますが地盤の構成は大きく変わらない と思います。
まあ ria は何でもありの世界ですから「深さ 10m 以上の強度は N 値が高く何の 心配いりませんよ」と言うのに決まっていますがね。または「最新の地盤改良 方法がありますので心配いりません」でしょうか?
地盤改良方法にも大地震にあっていないので机上の数値で実績には乏しいし、 ゼネコンは工事代金もらったら終わりで後のことは全く関係ない。
朝日新聞デジタル2012年2月3日より 東日本大震災では全国の高層ビルが長周期地震動で大きく揺れた。大阪府の咲 州(さきしま)庁舎(55階 250m)は、10分揺れ、上層階では3m の 横揺れがあった。壁や天井など360か所が壊れ、エレベーターのロープが絡 まった。東京の新宿センタービル(54階 223m)は13分揺れ、最上階 では1m の横揺れがあった。
以下に私の土地(超高層 Ǎ 棟の中心部より約30mぐらいか?)の調査結果を 載せます。写真2枚目には地盤会社の土地評価もあります。





